バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

NKSバリデーション関連業務のエヌケイエス株式会社

ISO9001に準じた運用システム(QMS)でバリデーション(適格性評価)のサービスを専門にご提供

バリデーションに関する相談窓口
電話でのお問い合わせ
052-522-2184
メール送信フォームからお問い合わせ

第584号 GDPガイドラインが要求する温度マッピングの課題と考慮点について[その3]

温度マッピング実施の考慮点は測定条件だけでない!

> 前回と前々回のメルマガでは、倉庫の温度マッピングを実施する際の考慮点のうち、測定条件についてお届けしてきました。

■ 今回は、視点を変えて、⑤では測定に使用するセンサ、⑥ではドキュメントについて考えてみます。

※ ①~④の測定条件だけではなく、「数多くあるセンサからどのセンサを選んだらよいのか」、「バリデーションとして成立させるときの手続き」を考えることも温度マッピングの実施に重要な考慮点になります。

⑤計測機器の種類(熱電対、データロガー等)で最適な選択を考える

> 測定に使用する計測機器は、その特徴を活かして倉庫の特性に合った温度センサーなどを選ぶ必要があると考えます。

■ 熱電対やデータロガーは以下のような特徴(一例)があります。

⇒ それぞれの特徴を活かした使い方の例になります。
・熱電対は応答が早いので倉庫の扉開閉時の温度変化測定に使用できます。
・データロガーはセンサと表示部が一体になっているので取り扱いが簡単なため棚などに容易に設置することができます。

次は、考慮点としては最後のドキュメントについてご紹介します。

⑥計画書・報告書はバリデーションの要になります

> 温度マッピングはほとんどの場合、倉庫バリデーションの一部として実施されますので、温度マッピングもバリデーション手法に則り、計画書の作成➔実施➔報告書作成➔承認という手続きが必要になります。

■ 計画書、報告書の一例をご紹介します。[詳細にリンクしています]


⇒ このようなドキュメントを使うことで、作成⇒実施⇒承認という手続きがスムーズに実施することが可能になると考えます。

温度マッピング課題解決のお手伝いしています

> 当社では、お客様と綿密な課題や考慮点などの打合せを随時進めながら、最適な温度マッピングが実現できるように進めさせて頂きます。

▼温度マッピングについても、コチラからご相談していただくこともできます。


※ 当社は、フィールドでバリデーション・キャリブレーションを実施する立場から、規格の要求内容や定義を具体化(具現化)して、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。

最後まで、お読みいただき有難うございました。