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第347号 一部で純水が『なまもの』と言われる理由は?

『純水』の汚れ具合を調べてみることにしました。

純水は、製薬関連設備・医薬中間体の製造、電子部品の洗浄やボイラ用水など多種多様に使用されています。
当社でも、標準液(糖度計等)の調整やpH計等の電極の洗浄などに使用しています。
□一般的な水をきれいさ(電気導電率)で表すと
HP34711a.jpg
□この純水は一部で『なまもの』と比喩されるぐらい汚れやすいものと
 言われますので、市販純水を容器に入れて、大気中に放置したときに
 どれぐらい汚れるか調べてみました。
※純水の汚れ具合は、電気の通りやすさ(電気導電率)を導電率計で
 測定します。
 (導電率が低いほどキレイな純水になります。)

短時間で結構汚れることが分かりました。

今回の実験は
 市販の純水をガラス製のビーカに入れて大気中に放置し、
 同ビーカ内に導電率計を浸漬させて、連続的に温度補償された
 電気導電率を測定しました。
[使用した測定器]
・導電率計
 メーカ:Mettler-Toledo Thornton,Inc
 型式:M300 1ch 1/4DIN 240-201
HP34720.JPG
[測定結果のグラフ]
HP34750.jpg
■このように、
 電気導電率はどんどんと悪くなり、最初の1時間で約10%も
 大きくなりました。
 また、最初の1時間で、ぐーっと大きくなる(汚れる)ことが
 「なまもの」と言われる理由ではと思いました。
※但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により
 計測値は異なります。

純水は、できる限り、空気との接触を避けることが重要!

純水を使うときの注意点をウエブで調べてみると、多くのことが分かりましたので、ご紹介します。
 [注意点の例]
  ・純水は使う直前に、採水する
  ・容器は十分に洗浄し、適切に保管する
  ・容器は使い分ける。
   例えば、標準液用、サンプル用などそれぞれ専用の容器を
   用意する
  ・洗浄用ビンに入れた純水は適宜入れ替える
    等々
■これらの注意点は、純水が空気中の二酸化炭素などをを吸収して
 汚れるため、純水が空気になるべく触れないようようにする、
 触れる時間を短くするということが重要なことと考えられます。

次回は、標準液の値の変化を調べてみます。

純水で調製した標準液の値が、純水の導電率の変化等でどれぐらい変わるか調べてみようと思います。
※当社は、
 この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
 おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
 続けています。
最後まで、お読みいただき有難うございました。