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バリデーション関連メルマガ 第227号 二酸化炭素の濃度値は気圧で変わる!

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  二酸化炭素(CO2)の濃度値は気圧で変わる!
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 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 
 今回は、最近お問い合わせが多くなっているCO2インキュベータ等の
 二酸化炭素(CO2)濃度計測定値の気圧変化についてご紹介します。
【本 文】
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  二酸化炭素(CO2)濃度計とは
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 >> ご存じのように、二酸化炭素濃度の測定は、赤外検出器や固体電解質
   センサ(ジルコニアなど)等が使われていますが、安定した動作、
   比較的簡単な操作性のため、赤外検出器を使った二酸化炭素濃度計が
   主流になっていますので、このメルマガでは、赤外検出器を
   取り上げます。
  □ 赤外検出器を使った測定値は、測定の原理から「気圧」と「温度」
    の影響を受けることが分かっています。(ので)
  ※ 今回は、「気圧」の変化でCO2濃度の測定値にどんな影響がでるのか
    実験しました。
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  CO2濃度値と気圧との関係は、ほぼ理論値どおりのデータになりました。
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 >> この実験は、密閉容器に二酸化炭素(CO2)濃度計をいれて、容器内の
    気圧を変化させて、二酸化炭素(CO2)濃度値を測定しました。
    そして、そのデータが理論値通りの変化になっているか調べました。
   ▼ 実験の方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2014/0116_110000.php
   実験結果のように、二酸化炭素濃度(CO2)の測定値は理論値にほぼ
   近いデータになりました。
  ※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により計測値は異
    なります。
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  気圧による理論値との差の取り扱い方は?
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 >> 今回の実験では、理論値との差は、最大で「0.006%CO2」になり
   センサの誤差(0.03%CO2)の2割になることが分かりました。
   そこで、この気圧の変化によって生じる差をどのように取り扱ったら
   よいか考えてみました。
   □ この差が無視できないケース・・・校正するとき
     気圧を入力した上で校正することをお勧めします。
   □ この差を無視しても良いケース
     CO2インキュベータ等で二酸化炭素の濃度が製品品質に大きく影響
     しない場合は、気圧の補正を行わない。
   ※ 気圧の理論値との差の取り扱い方はこんな風に考えるのもひとつと
     思います。
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  次回は、「温度」の影響をお届けします。
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 >> 二酸化炭素の測定値に影響を与えるもう一つの要素「温度」についても
    同様の実験を行います。
   ※当社は、
     この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
     おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
     続けています。