バリデーション関連メルマガ 第206号温度センサ「挿入長さの違い」によって指示値が変わる?(その2)
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温度センサ「挿入長さの違い」によって指示値が変わる?(その2)
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前回のメルマガでは、代表的なシースタイプの測温抵抗体で、現場での
挿入長さの決め方が妥当であると確認しました。
今回は、前回と同じ仕様の外形3.2mmのセンサを10本使って、すべて
同様の結果になるかを確認しました。
【本 文】
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念のために、10本を使って追確認しました。
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>> 作業現場では、センサの挿入長を決めるときに、センサ外形に対し、
15~25倍程度にすることを目安にして決めています。
□ 前回の実験では、誤差なく正確に測れるのは、挿入長が5cm以上で
外形の約15倍という結果が得られました。
→ 今回は、10本とも、同様の結果になるか実験しました。
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挿入長さの決め方は妥当な方法と言える!
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>> 前回同様、恒温油槽の中に温度センサの挿入する長さを「1cm~15cm」
の範囲で段階的に変えて、その長さ毎に「温度センサの値」と「標準
温度計」との温度差を求めました。
▼ 実験の方法とデータはこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0711_110000.php
■ このように、10本総ての測温抵抗体で、同じ結果が求められました。
→ 3cm以下の挿入長では「温度センサの値」と「標準温度計」との
温度差が大きいですが、5cm以上では温度差が「0-0.1℃」に収まり、
外形の約15倍になりました。
※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々条件により計測値は
異なります。また、センサの性能を規定または保証するものでは
ありません。
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同じ結果になり”一安心”です。
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>> 実験に使ったシース型センサでは、今回の実験においても、正しい
キャリブレーション(校正)をするためには「挿入長はセンサ外形の
15~25倍程度」という決め方が実際の現場で使えることが追確認
出来ました。
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形が違う温度センサも実験してみます。
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>> 次回は、今回のものとは形が違うセンサ(フランジタイプ OR ヘルールタイプなど)
を使って実験してみます。
※ 当社は、
フィールドでバリデーションの実務を行ってきたこの様な測定の
ノウハウで、どんな環境においても、お客様に満足して頂ける作業を
お届けする努力を続けています。