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No.128 環境温度による動作時間の変化(キッチンタイマ)

1. 測定の概要

時間の確認に用いられるキッチンタイマを、低温、常温、高温の環境に設置し、設定時間に対して実際の動作時間がどのように変化するかを確認します。
1.1 測定対象
 □キッチンタイマ
  ・AD-5705BK (A&D社製)
  ・時間設定範囲 : 99分50秒
  ・精度        : 月差 90秒以内
1.2 使用した測定器
 □ストップウォッチ ・・・キッチンタイマの動作時間の測定用
1.3 測定の方法
 ①恒温槽にキッチンタイマを設置する。
 ②恒温槽の温度を20℃に設定して運転を開始する。
 ③キッチンタイマを30分にセットし、運転開始と同時にストップウォッチで時間計測を開始する。
 ④キッチンタイマが5分経過時と、30分経過したときの時間をストップウォッチで読み取る。
 ⑤上記測定を恒温槽の温度を『0℃』『40℃』で同様に行う。
 
 【検査項目】
  設定する時間:5分、30分
  設定する温度:0℃、20℃、40℃
1.4 測定の状況
HP12700.jpg

2. 測定の結果

HP12750.jpg
□それぞれの測定値をグラフにすると以下のようになります。
HP12751.jpg
・手動・目視での測定に伴う誤差も考えられますが、いずれの環境温度においても、
 対象機器の動作時間の差はわずかであることがわかりました。


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 メールマガジン 第166号 試験室等で使われているキッチンタイマーの正しい取り扱い方