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バリデーション関連メルマガ 第164号 実際のシリンジポンプの駆動部の等速データをご紹介します

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  実際のシリンジポンプの駆動部の等速データをご紹介します。
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 今回は、シリンジポンプのバリデーションで重要なポイントのシリンジ
 駆動部の等速性能(据付時適格性の確認:IQ)を確認する方法と実際
 の等速データをご紹介します。
【本 文】
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  何故、シリンジの駆動部が等速で動かなければならないのか?
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 >> シリンジポンプは、液体を定量で送るものですので、図1に示すように
   駆動部でシリンジの押し子を等速で動かす必要があります。
   ▼ 図1は、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0830_111000.php#a
   その為、シリンジポンプの駆動部の等速性能を確認することが重要な
   ポイントになります。 
  □ まず、この駆動部が等速で動いていることを確認する方法を考えて、
    等速性能を測定することにしました。
  
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  こんな方法を考えてみました。
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 >> 等速性能を測定したい対象物にレーザー光を当てて、対象物の移動速度を
   測定します。
   この方法を使って、対象物のスピードを「0.1~50mm/sec」の
   範囲で、等速性能がキチンと測れるか実験しました。
  
   ▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0830_110000.php
  
   ■ 今回実験した測定方法では、どのスピードでも、等速性能を測定
     することができることが分かりました。
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  次に、シリンジポンプそのものを使って実用テストを行います。
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 >> 実際の現場で要求されそうな条件で実験を行いました。
   □ シリンジポンプの駆動部がキチンと等速で動くのか
   □ 水を入れないシリンジを取り付けたときに等速で動くのか
   □ 水を入れたシリンジを取り付けたときも等速で動くのか 
   
   ▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0830_111000.php
  
   ■ 今回の測定方法・測定条件では、ほぼ同じような等速性能を確認
     することができました。
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  来週は、このシリンジポンプの稼働性能(OQ)を測定します。
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 >> 次回は、このメルマガシリーズの最終版として、水を入れたシリンジを
   使って、等速性能と送液量を測定します。  
  ■ 当社は、
    フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、どんな
    環境においても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
    続けています。