No.106 材質の異なる容器への窒素ガス投入による酸素濃度の低下の状況
[換気による低酸素濃度からの回復時間]
以前の測定では、コンテナに一定流量の窒素ガスを投入し、通常の酸素濃度からの低下の状況を確認しました。
今回は異なる材質(ダンボール、アクリル)にガスを投入した場合に、どのように低下するのか確認することにしました。
1. 測定の方法
1.1 測定容器の容積
 ・ダンボール  : 容積88L(幅560×奥行450×高さ350(mm)
 ・アクリル    : 容積20L(幅400×奥行200×高さ250(mm)
1.2 使用測定器
 ・酸素濃度計
  メーカ  :新コスモス電機
  型式   :XO-326ALA
  検知範囲:0~40.0vol%
  指示精度:±0.3vol%
 ・ストップウォッチ (経過時間計測用)
1.3 測定の方法
 測定は以下の方法にて実施しました。
 ①容器内に酸素濃度計のセンサ部と、窒素ガスのチューブをセットする
   ・検知部、窒素ガスのチューブ端の高さは容器の半分の高さ。
   ・それぞれの位置は、容器の両端付近。
 ②作業前の酸素濃度を測定する。
 ③容器のふたを閉める。
 【酸素濃度の低下の測定】
 ④窒素ガスを定流量で投入すると同時に、ストップウォッチにて時間計測を開始し、
   酸素濃度の変化を連続的に測定し、推移を記録する。
 【検査点】
  窒素ガスの投入速度 : 5L/min
1.4 測定の状況

2. 測定の結果
■測定結果

■測定結果のグラフ

□容積が異なるため、単純な比較はできませんが、酸素濃度の低下の仕方はかなり異なる
 事が分かりました。
 
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