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No.98 pH計の温度応答遅れの実測データ

1.測定に用いたpH計

・pH計(型式:HPH-110 DKK製)
 ※この計器では、温度補正されたpH値が表示されます。
 HP9850.GIF
 

2.測定の方法

2.1 測定手順
 ①二つのビーカにpH標準液(9pH)を入れ、
   一つは10℃付近、他方は40℃付近にする。
 ②40℃のビーカにpH計のセンサを投入し、測定値が安定したら、
 ③10℃のビーカにセンサを入れ替え、pH値と温度の変化を5秒おきに確認する。
 ④10℃のビーカ内での測定値が安定したら、
 ⑤40℃のビーカにセンサを入れ替え、同様にpH値と温度の変化を確認する。
2.2 測定の状況
HP9820.jpg

3.測定の結果

3.1 測定結果(一覧)
pH計のセンサを入れ替えてからの、時間経過に伴う値の変化は以下のようになりました。
HP9810.jpg
3.2 測定結果のグラフ
HP9811.jpg
▼関連「装置の実験データ」はこちら
 No.90温度センサの応答性測定データ(熱電対)
 No.91温度センサの応答性測定データ(測温抵抗体)
 No.28 気相での温度センサの熱応答速度(時定数)
 No.29 センサの仕様による温度変動の違い
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  メールマガジン第132号[OQシリーズ]pH測定時のポイント(応答遅れなど)