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No.85 電子天秤で分銅を繰り返し測定した結果

■OQシリーズ■
以前、繰り返しの測定回数を考える一つとして、時間や長さなどをを測定する事について取り上げました。その測定では、設置場所の環境(温度や電源の電圧の変化など)の要因により、測定値にも影響がでました。
今回はそれら変化の要因の少ないと考えられる、分銅を電子天秤で繰り返し測定した結果を紹介します。

1.測定の方法

1.1 測定に用いた分銅・電子天秤
 □電子天秤
 ・型式 : AG285 (メトラー・トレド製)
 ・秤量 : 210/81g (最小目量:0.1mg/0.01mg)
 □分銅
 ・200g分銅(F2級)
 ・基準分銅との質量差(-0.04mg)
1.2 測定手順
 測定は以下の手順で実施しました。
 ①電子天秤を水平に設置し、十分ウォーミングアップする。
 ②ゼロ調整後、200gの分銅を載せ測定値を読み取る。
 ③一度分銅をおろし、再び分銅を載せる測定を繰り返し行う。
【 検査点 】
 測定質量 : 200g
 環境温度 : 20℃
1.3 測定のイメージ
HP8501.jpg

2.測定した結果

HP8503.jpg
HP8504.jpg


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  No.53 環境温度によるタイマー作動時間の変化
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