No.72 圧縮空気の品質データ
1.測定の概要
1.1 対象設備
□ 圧縮空気
測定項目 : 水分量 / 油分量 / 微粒子濃度
1.2 測定に用いた測定器
□ 水分量検知管/油分量検知管
・・・ガラス管内に水分/油分に反応、変色する薬剤が封入されたもの。
一定時間通気して、変色した量(長さ)から濃度を読み取る。
□ パーティクルカウンター
・・・微粒子計数器。一定空気量中の微粒子を数えるもの。
1.3 測定の手順
測定は以下の方法で実施しました。
①検査箇所にパーティクルカウンターを設置する。
パーティクルカウンタには圧力が掛からないようにする。
②バルブを開けてしばらく通気する。
③パーティクルカウンターで空気をサンプリングし、一定空気量中の微粒子数を数える。
④水分量検知管を圧縮空気の配管ラインに取り付ける。
⑤水分量検知管に所定の流量で規定時間の通気を行う。
⑥水分量検知管の変色箇所から、水分量を読み取る。
⑦同様に油分量検知管に通気して、油分量を測定する。
1.4 測定の状況
各検査位置(ユースポイント)に測定器を設置して、測定する。
2.測定した結果
2.1 測定結果
測定した、油分量、水分量、微粒子濃度を纏めると以下のようになりました。
□測定箇所により、微粒子濃度が大きく異なることが分かります。
2.2 測定結果のグラフ
グラフにすると検査位置間の差が顕著であることが分かります。
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No.64 病院設備(手術室)での浮遊微粒子濃度測定の様子 br>
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