バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

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バリデーション関連メルマガ 第94号 [OQシリーズ]真空で使用する恒温槽の温度データ

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  OQ(稼働時適格性確認)シリーズ[真空槽内の温度データ]
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 今回は、真空で使用する恒温槽の温度データをご紹介します。
【本 文】
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  真空時の槽内の温度を知りたい!
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 >> 真空で使う恒温槽は、常圧(真空でない状態)で使う恒温槽より
   槽内の場所による温度のバラツキが大きいと言われています。
   しかし、このバラツキを測ろうとすると、空気の漏れが発生し易いため
   なかなか難しく、メーカさんによっては真空状態での測定をあまり
   受け付けていないと聞いています。
  ■ これを解決するために、当社ではチョットした工夫をしています。
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  当社の測定方法と温度データをご紹介します。
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 >> 当社では、空気の漏れを少なくするために、フィルム状のセンサーを
   使った測定を行っています。
   今回は、このセンサーを使って 40/80/120/160℃ の温度でどんな
   バラツキが出るのか測定してみました。
  ▼ 測定方法とデータはこちらでご覧頂けます。
    https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0303_110000.php
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  思ってた様なバラツキになりました。
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 >> この様な傾向は、当社の今までの経験と非常に似ていました。
   □ 高温になるほど扉側の棚温度が大幅に低くなる
   □ 壁側の棚温度は設定温度とほぼ近い温度になる
  ■ やはり、常圧(真空でない状態)の恒温槽では、空気の対流や
    攪拌が起こることでバラツキは小さくなり、
    真空の恒温槽では、空気がないため、その様な現象が発生しない
    ために、温度のバラツキが大きくなると考えられます。
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  やっぱり、データで安心できる。
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 >> 装置を使用する環境で測定したこの様なデータを知ることで、装置を
   安心して使うことができると思います。
  ●当社では、
   フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、
   どんな環境においても正しい数値をお届けし続けます。