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第80号 [OQシリーズ]安全キャビネットの作業空間の風速データ〈3回目〉

  前回号に引き続き、
  「バイオハザード対策用クラスⅡキャビネット」(このメルマガでは、
  便宜上「安全キャビネット」と呼んでいます)の作業空間の吹出し
  風速のデータをご紹介します。
  今回は「作業空間での作業場所の高さ」による「吹出し風速の違い」を
  ご紹介します。 
  ▼ 前回号は、こちらからご覧頂けます。
    https://www.validation-wa-nks.jp/2010/1104_113000.php
【本 文】
  この安全キャビネットでは、前面開口部のシャッター位置を150mmにして
  作業しますが、実務の時には、作業する手や使用する器具を高いところに
  動かさないと作業できないことがあります。
  そこで、「作業空間での作業場所の高さ」による吹出し風速の違いを
  測定しました。
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  風速の差がでる仕組みになっていました。
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 >> 作業空間で、前面開口部のシャッター(h=150mm)と同じ高さを基準
   として、±0mm/+100mm/+200mm(h=150/250/350mm)で測定しました。
  ▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
    https://www.validation-wa-nks.jp/2010/1111_110000.php
  ● このデータからは、作業空間の①高い位置ほど「前部」と「中間・
    後部」の風速の差が小さくなることと、②基準の高さ(150mm)での
    風速の差はメーカーの仕様に当てはまっていることが分かりました。
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  メーカの指定条件で使用することがポイント!
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 >> 安全キャビネットの実際の測定結果を通してお伝えしてきた通り、
   所定の性能を発揮するには、メーカが指定した条件で使用することが
   重要であると分かりました。
   当社は、
   フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、
   どんな環境においても正しいデータをお届けしています。
 ■ 構造がよく似たクリーンベンチのデータに興味をお持ちの方も
   多いと思いますので、近々報告出来るように計画しています。