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No.53 環境温度によるタイマー作動時間の変化

設備・装置などの作動時間を設定・制御する目的で色々な場所で使われているタイマー。
HP5390.gif
   (タイマーの写真はパナソニック電工(株)様のHPより引用)
普段はあまり意識することはありませんが、設置している環境によって
制御する時間に影響が出ていることがあります。
そこで、設置場所の【温度による影響】はどの程度あるのか、
測定してみることにしました。
1.測定の方法
1.1 測定に用いたタイマー
 ・型式 : PM4S (パナソニック電工製)
 ・設定レンジ :1s/10s/1min/10min (4レンジ切り替え)
           →今回は【10min】に設定して測定します。
 ・動作条件(温度) : -10 ~ +50℃
 ・精度(温度の影響) : ±2%以内(20℃基準、-10~50℃)
  ※ダイヤルで時間をセットするタイプは、目的値に設定する時に誤差
    (”セット誤差”といいます)がありますが、今回は手順①以降、タイマの
    設定を変更しないので、セット誤差は無視します。
1.2 測定手順
 測定は以下の手順で実施しました。
 ①タイマーを【10min】に設定する。
 ②タイマーを恒温槽の内部に設置する。
 ③恒温槽の温度を検査点で安定させる。
 ④スイッチを押してタイマーを作動開始し、タイムアップ(ブザーが鳴る)まで
   ストップウォッチで時間測定行う。
【 検査点 】
 温度    : -10℃ / 5℃ / 20℃ / 35℃ / 50℃
 設定時間 : 10分
1.3 測定のイメージ
HP5301.jpg
2.測定した結果
2.1 測定結果のグラフ
  設置場所の温度を変化させた時の、測定値は以下のようになりました。
HP5302.jpg
2.2 結果を纏めると
 ■ 今回の測定では、設置場所の温度が低いと、設定時間より短くなり、
   温度が高いと、設定時間より長い時間作動する結果となりました。
 ■ 機器の精度内ですが、環境温度により作動時間が変化していることがわかりました。


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  No.54 電源電圧によるタイマー作動時間の変化
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