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No.50 真空凍結乾燥器の品温度特性

■OQ[乾燥]シリーズ■
真空凍結乾燥時の品温を測定し、置き場所による温度特性を調べました。
1.測定の方法
1.1. 対象設備
 ・N社製 真空凍結乾燥器 (棚板 5段)
  庫内サイズ : W:650 × D:500 × H:550 (mm)
  乾燥対象   : 試薬溶液 3ml (960本/段)
  測定場所   : N社 試験室
  実施時期   : 2009年
1.2. 測定方法
 測定は以下の手順にて実施しました。
 ①真空凍結乾燥器の各測定対象に温度センサーを設置
  (測定位置は次項参照)
 ②装置を運転
 ③測定対象ごとの温度の推移を確認する
 【検査点】
  ・運転パタン :予備凍結(-40℃) → 昇温(20℃)
  ・測定点数 : 品温 8点/段
1.3. 測定システムのイメージ
HP4901.jpg
1.4. 温度センサの配置
HP5002.jpg
2.結果
 各棚8点の品温の予備凍結最終点の温度を、棚段ごとに
 グラフにしました。
2.1. 各棚での品温特性
HP5003.jpg
この真空凍結乾燥器の品温特性
-1 位置⑥が最も温度差が大きい(15.6℃)
-2 位置⑦が最も温度差が小さい(1.5℃)
2.2. 生データ
 各棚での品温測定データです。
HP5004.jpg


▼関連「装置の実験データ」はこちら
  No.49 真空凍結乾燥器の温度特性[その1]
  No.51 真空凍結乾燥器の温度特性
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  メールマガジン 第69号 真空凍結乾燥機の温度の実態! その2[品温]