バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

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第53号 恒温水槽内の温度を安定させるには!

  前回のメルマガでは、試験に使用している恒温水槽内の温度の
  安定状態を実測データでお届けしました。
  今回は、恒温水槽内の温度が不安定になる事例と対策の効果を
  実測データでご紹介します。
【本 文】
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  「温度が不安定・・・」と感じる時がありませんか?
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 >> 現場でみられるように、室内にエアコン等の気流がある時、恒温水槽の
   温度が安定せず「イマイチだなぁ。。」と思われるコトがありませんか?
   →そこで、まず恒温水槽内の温度状況を確認するため、ファンで気流を
    つくり、測定してみました。
  ■ 結果は、不安定さが目立つものとなり、温度に依存する試験では結果に
    直接影響すると考えられます。
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  温度を安定させるためにこんな方法を試してみました。
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 >> 恒温水槽の水面を「保温」してみます。
   当社では保温を目的としてPPボール(ポリプロピレン製の中空球)を
   恒温水槽一面に浮かべています。
   (中空ボールの空気層が断熱の働きをします)
  □ その対策の効果は結構大きいことが分かりました。
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  その保温対策の効果!
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 >> 先述のPPボールを水面に浮かべ、気流のある場合と無い場合の
   温度データをとりました。 
   結果は、気流の有無に関わらず、水温は安定した状態となりました!
  ▼ 測定箇所と温度データは、こちらでご覧頂けます。
   https://www.validation-wa-nks.jp/2010/0422_110000.php
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  それでも温度が安定しない場合は??
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 >> 使用時の条件や現場の環境によっては目的の条件内に収めることが
   難しい場合があります。
  ■ その様な場合には、どこが安定しているのかを確認した上で、
    使用範囲を限定するなどの処置が必要と考えられます。
  ★当社は、
   フィールドでバリデーションを実施する立場で生まれたノウハウで、
   お客様のご要求を実現しています。