バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

NKSバリデーション関連業務のエヌケイエス株式会社

ISO9001に準じた運用システム(QMS)でバリデーション(適格性評価)のサービスを専門にご提供

バリデーションに関する相談窓口
電話でのお問い合わせ
052-522-2184
メール送信フォームからお問い合わせ

No.25 設備の性能評価とキャリブレーション(校正)の違い

オーブンを例にしたイメージで説明すると、以下のようになります。


『計測器の』キャリブレーション(校正)

キャリブレーション

目的は  温度表示の正しさの程度(誤差)を確認する
確認する対象は  温度計(オーブンの温度表示)
作業は  ①オーブンの温度センサと、標準温度計のセンサを熱源に挿入する。
 ②オーブンと、標準温度計の表示を読み取り、その値の差(誤差)を
  確認する。


『設備の』性能評価試験

温度分布

目的は  オーブン庫内の温度の分布、安定性を確認する。
確認する対象は  オーブン(もっというとオーブンの庫内)
作業は  ①オーブンの庫内に複数の温度センサを設置する。
 ②オーブンを試験温度にセットして運転を開始する。
 ③記録計でオーブンの庫内各所の温度の偏り(分布)を確認する。
 



▼関連「装置の実験データ」はこちら
  No.26 ループ校正とは、何?
  No.38 計装配線の「模擬ループキャリブレーション」
▼このページの「メルマガ記事」はこちら
  メールマガジン第40号 インキュベータの性能評価とキャリブレーション(校正)の違い