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メールマガジン第18号 恒温槽の非有効空間の温度を実測してみました

前々回のメルマガでは、日本試験機工業会が作っている業界規格(JTM)
の試験での温度変化についてお知らせをしました。
今回は、その第2弾として、非有効空間の温度を実測しましたので
報告します。
【本 文】
■ 恒温槽の非有効空間温度の実測結果
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 下記に、測定条件の概要を示します。 
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  >>対象とした装置 →当社の恒温槽
  >>測定したポイント→①非有効空間内の上部・左側・右側・奥側の各3点
            ②有効空間内は中央付近の1点
            ③設置場所の雰囲気温度1点
  >>測定(設定)温度→23℃、32℃、43℃の3点
  >>測定の方法   →①センサ・記録計・パソコンを設置し
            ②温度が安定状態に達したことを確認後、
             測定間隔:1分/測定周期:30分で測定を行う。
            ③測定した平均値を結果とする。
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 当社の恒温槽内の温度特性 
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  ▼測定条件の詳細と測定データは、こちらをご覧下さい。
    https://www.validation-wa-nks.jp/2009/0708_130000.php
  >>測定した槽内温度データから、下記のことが分かりました。
 〈非有効空間の温度は〉  
  ●全部じゃないけど、一部に、やはりメーカースペックを満足しない
   空間がありました。
  ●設定値が高い程、中心温度との差異が大きくなる傾向がありました。
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| 恒温槽の日常使用時には、
|  有効空間と非有効空間にまたがって、試験サンプルをおかない(おけない)
|  下記の様な工夫が考えられます。

|  ①棚板に、有効空間のマークをつけ、マークの内部に試験サンプルを
|   置くようにする。
|  
|  ②透明な内扉等に、有効空間のマークを記し、試験サンプルがマーク内に
|   入っていることを確認する。

|  ③有効空間のみが使用できる金網容器(ケース)を使用する。など
|                    
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